学歴とIQは仕事能力に関係ない! 大ヒット本『最強の働き方』著者が語る「これができなきゃ永遠に二流!!」

『最強の働き方』を読むべき人は?

 最後に、5週間で13万部突破し、異例の大ヒットとなっている『最強の働き方』を読んでほしい人はどのようなタイプの読者か、著者本人に伺ってみた。

ムーギー・キム氏の著書『最強の働き方』(東洋経済)。5週間で13万部を突破!

「本書は、『目新しい魔法の仕事術』を求めているひとは、絶対に読まないでください。本書の冒頭でも書いているのですが、そんな本は存在しないからです。  逆に、本書は当たり前の基本しか書いていませんが、優先順位の高い、応用の幅が広い基本を厳選して一冊にまとめています。  本当に大切な基本で勝負するには、情報の目新しさでは勝負できません。かわりに、読みやすさと理解のしやすさ、思い出しやすさと、腹の底から沸き起こる納得感、なによりも、一冊に優先順位の高いことがすべてまとまっているという、包括性の担保こそ、本が果たすべき付加価値だと思って本書を書きました。  私は幸い、世界の様々な職場で、素晴らしい上司と、凄過ぎる部下・同僚に恵まれてきました。彼ら・彼女たちから学んだ“世界中のプロフェッショナルに、普遍的で重要な教訓”を、謙虚な下から目線でできるだけ多くの方と共有するのが、本書の役割だと思います。  1章、2章で仕事の基本をすべて再点検しつつ、3章、4章で主体性を発揮して部下から応援されるリーダーになるためのポイントを、一緒に確認できればと思います。最後は、最終章の5章「一流の自己実現」の章に書かれているような、「まわりに流されず、自分らしい仕事で自己実現をしたい」という方の肩を押せれば、著者としてこれ以上幸せなことはありません。 『学歴はなく、勉強もできなかったけど仕事では負けたくない』という方や、『学歴は高く、勉強は得意だが、仕事では押され気味』という双方の方に読んでいただき、大切な家族や友人、同僚、先輩、後輩と共有していただければ、著者冥利に尽きるというものです。  世界の一流は当たり前の基礎の完成度を高め、二流の人は目新しいけど的外れな『魔法の仕事術』を探してさ迷い続けます。そんな“仕事のIQ”とでも呼ぶべき、『基礎の基礎』をまとめた77か条の教訓から少しでもご自身に合うものを取り入れていただけたら、本書の目的は達成されます」 <取材・文/HBO編集部 撮影/菊竹規>
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最強の働き方

「上司が部下に教えたいこと」「部下が上司に伝えたいこと」のすべてがこの1冊に

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