築地移転までわずか。仲買人たちは何を思うのか

移転決定に、現場で働く仲買人たちの心情はいかに(写真は築地市場第二大通り)

築地は魚食いの国ならではの市場システム

 築地市場は、首都圏一円に都内1万店超の飲食店に魚をはじめとする食材を提供する「東京の台所」。その築地が全面移転を延期したのはご存知の通りだ。場内の店はすでに移転準備を進めていたが、この事態に右往左往。二月までに移転の是非を決めると小池知事は言うが直前の変更による混乱は避けられない。「場内」と呼ばれるマグロの競りで有名な築地公設市場の移転は決まっているが、「場外」と呼ばれる商店街は移転対象外。そのため以前からあった「移転により独特の文化や築地の良さが失われる」という声が高まってきた。場内だけを移転させることで築地の良さが分散してしまうというのだ。

 そこで市場の仕組みを支え、日本の魚食文化を支え続けてきた“築地仲買人”に話を聞くことにした。

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「新鮮な魚を食べたい」という日本特有のニーズが生んだ仕事

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