今投資するなら間違いなく「金」――その鉄板な5つの理由とは?

金を下支えする実需大国中国とインドのパワー

 金には下落を下支えする強い味方がいる。金の実需大国、中国とインドの存在だ。 ⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=100088
中国・インドの金実需

中国の実需に迫る勢いを見せるインド。成長率は落ちたものの、中国の実需も旺盛。一方、今も経済成長中のインドの実需は凄まじい

「経済の減速にもかかわらず、この2国だけで昨年は世界の金生産量の59.5%も買い占めている。背景にあるのは、両国の国民の金が大好きという文化です。結婚や子供の誕生など、人生の節目節目に金を買う……ほとんど金に対する信仰ですね。しかも、それぞれ13億もこうした文化を持つ人口を抱えているのだから強力です。ただし、中国とインドの実需には大きな特徴があり、上げ相場では金を買わず、押し目買いに徹する。価格が下がったところで一気に大量に買う。だから、金相場の上昇要因にはならないものの、下落時には下支えの要因となる。しかも、カルチャーから金を買っているので、投機的ではない。ヘッジファンドは大量に金を買ってもすぐに売るので、中長期的に見ればプラスマイナス・ゼロ。でも、中国とインドの実需は、結婚する娘や生まれる孫、あるいは老後のために金を買っているので、5年10年は持ち続ける。つまり、実需がどんどん積み上がっていくわけです。ということは、金相場の下値も切り上がっていく。実際、’00 年には300ドル程度だった金は、今、下がったとはいえ1200ドルという高水準にとどまっています」(スイス銀行金ディーラーで経済アナリストの豊島逸夫氏)  中国をはじめ、世界経済は見通しが悪く、日欧はマイナス金利に踏み切り、アメリカの利上げが続行されるか疑わしい……。そんななか、金の魅力が増しているのは間違いない。 「今の下げは、買われ過ぎの市場の調整であり、相場の終わりを意味していません。3月までの上昇で’16年の金相場の第一幕が終焉したが、現在は第二幕までの休憩時間と捉えるべきです。金は緩やかに下げるでしょうが、第二幕の開演に向けての絶好の買い場になってくる。第二幕がいつ開くのか、カギを握るのはアメリカの利上げタイミング。利上げが実行されると中国経済が不調を来す……。おそらく8月から9月にかけて、中国の抱える問題が再び脚光を浴びてくるので、それまでに金がどの程度下げるか。むしろ下げたほうがいい。安く拾えるのだから、押し目買いのチャンスです」(マーケット・ストラテジィ・インスティチュートの亀井幸一郎氏) <今後も金が上昇する5つの“理由”!!> ・米利上げが超スローペース ・中国、中東などの地政学的リスク ・中国・インドの巨大な金実需 ・日欧のマイナス金利導入 ・増え続ける金ETF残高 【豊島逸夫氏】 マーケットアナリスト。スイス銀行の貴金属ディーラー、ワールド・ゴールド・カウンシル日本代表など、豊富な経験を持つ「金の第一人者」 【池水雄一氏】 ICBCスタンダードバンク東京支店長。住友商事を皮切りに、クレディ・スイス銀行、三井物産で一貫して貴金属ディーリングに従事 【亀井幸一郎氏】 山一證券、ワールド・ゴールド・カウンシル企画調査部長などを経て、マーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表取締役 ― [鉄板の金投資]最強ガイド ―
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