レイカーズ時代のガソル選手(現在はブルズ所属) photo by Howcheng on Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)
ブラジルでジカ熱の感染が世界規模で拡大するのを懸念して、世界の専門家100人がオリンピックの開催延期や開催地の変更を求めた書簡を5月27日に世界保健機構(WHO)に送ったが、その翌日にはブラジル保健省がその要求を却下して開催を予定通り進めることを発表した。
米国ではオリンピック観戦を希望している女性を対象に「妊婦や子どもを持ちたい女性はジカ熱が流行っているブラジルなどへの旅行を控えるように」とかなり以前より勧告していたが、今年2月には同国オリンピック委員会が各スポーツ連盟に〈現状に安心感を覚えないようであれば参加すべきでない〉と通達を出している。米国のこの意向にケニアも賛同して、「もしジカウイルス感染が重大になると、オリンピックへの参加を辞退する」と同国のオリンピック委員会のケイノ会長が述べた。「参加選手の健康の方がプレーすることよりもより大事だ」という考えであることを同氏は指摘した。(参照:『
Notimerica』)