中小企業白書に見る「稼げる中小企業」とそうでない中小企業の差

稼げる中小企業は何が違うのか?

 同白書の中では、高収益な中小企業とそうでない企業との差にも触れている。  低収益企業は設備投資や人材育成投資をはじめとする投資に保守的な傾向が見られるが、高収益企業は、計画的かつ積極的に投資を行い、また、リスクへの備えにも取り組んでいるとしている。  経営者が、現場の声にしっかりと耳を傾けつつ、経営理念を明示し、金融機関等の外部の専門家と連携しながら組織的な経営を行い、IT投資や海外展開投資等の成長投資を積極的に行い、生産性向上や新陳代謝に取り組み、自らの稼ぐ力を向上させていくことが対応策になるとしている。  また、稼げる企業は適切なタイミングで経営者の新陳代謝がなされていることや、経営層が人材育成を重視していること、経営計画や経営戦略が現場まで浸透していることなどが挙げられている。さらに、収益力が高い経常利益率が高い企業となると、「失敗を恐れず、新たな試みに挑戦する考えが根付いている」と回答するケースが多かったという。<文/丹羽唯一朗>
1
2
3