「爆買い封じ」の中国課税強化策、施行1か月でどうなった?

ターンテーブル後の税関検査を並ぶ列

 4月8日から外国から中国へ持ち込まれるものに対する課税強化が実施され、いわゆる爆買いで恩恵を受ける日本の小売業もあるためNHKのニュースでも「爆買いに影響か?」とトップ扱いで報じられるなど注目された。  中国政府は、「酒・化粧品」への課税を50%→60%。「高級腕時計」30%→60%。「食料品」10→15%へそれぞれ課税を強化した。しかし、告知不足だったためか、上海や北京などの大空港を中心に知らずに大量の荷物を持ち帰った中国人たちが大混乱し、納税せず税関で廃棄され散乱する商品写真が「微博(ウェイボー)」でアップされるなど中国でも話題となった。  課税強化実施から1か月。追加報道を見かけないが一体どうなっているのだろうか。
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すでに「あまり以前と変わらない」状況に」
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