あの煽りパワポで話題のレスラーが語る「プレゼンの極意」
プロレスラーならではの「見せ方」も学べる
「スライドにもさまざまなテクニックがあるんですよ。スライドに書く言葉と、読み上げる言葉を微妙に変えるとか、『しかし』『だから』といった接続詞は基本的にスライドに書かないとか。あと、グラフなどのデータは決してスクリーンショットを貼って済ませず、必ず作り直してください。強調したい数字を大きくしたり、グラフを色分けして見せたりしないと、伝わりませんから」
しかし、こうした見せ方のテクニックの根底にあるのは、あくまでプロレスラーとしての「ショーマンシップ」と「サービス精神」だとも語る。
「僕の場合、スライドの展開のしかたなどは、ビジネスマンとして培ってきたものというよりは、ロフトプラスワンなどのライブイベント文化や、松本人志さんが確立したフリップ大喜利の手法、バカリズムさんのスライドを使ったピン芸とかのほうにルーツがあると思っています。ビジネスマンのみなさんも、フレームワークに当てはめようと堅苦しく考えずに、どういう比喩や見立てをしたら意外性があっておもしろくなるか、ネタを作るつもりでプレゼン資料を作ってみたらいいんじゃないでしょうか」
【スーパー・ササダンゴ・マシン】
早稲田大学第二文学部に在学中、DDTプロレス映像班に立ち上げから参加しながらレスラーも兼任。2004年に「マッスル坂井」を名乗り、プロレス興行「マッスル」を旗揚げする。2010年、実家の坂井精機株式会社を継ぐため引退したが、2012年に「スーパー・ササダンゴ・マシン」として新潟プロレスからデビュー。現在は会社の専務取締役を務めながら兼業レスラーとして新潟と東京を往復し、映画『劇場版プロレスキャノンボール2014』総監督なども手がける
<取材・文/福田フクスケ 撮影/与儀達久> |
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