世界で急成長する贅沢キャンプ「グランピング」、日本でも続々施設が登場

日本の「グランピング」スポット

【星野リゾート「星のや富士」】  星野リゾート・リート投資法人<3287>の星野リゾートが2015年10月30日、四季を楽しめる河口湖を見晴らす丘陵に、日本で初めての「グランピング・リゾート」をコンセプトにした「星のや富士」をオープンした。国立公園として保護されてきた、赤松の美しい林の中にテラスと小さなキャビンが設営されている。  遊びのカギを握るのは、グランピングマスターの存在。グランピングマスターの豊富な経験とクリエイティブな遊びのアイディアから様々な企画が行われるのが「星のや富士」の売りである。具体的には、星空ツアー、樹海ネイチャーツアー、山麓の燻製づくり、富士登山、富士トレッキング、早朝カヌー、山麓乗馬などがある。 【ワイルドマジック(WILDMAGIC)】  ワイルドマジック(WILDMAGIC)は、2012年7月に誕生した都市型アウトドアパークで、ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線「新豊洲駅」にある。West ParkからSouth Parkまで、WILDMAGIC内の1.6ヘクタール(16,000㎡)の広大な敷地内にさまざまなバーベキュー施設がある。エリアによっては車の乗り入れも可能で、雨天でも楽しめるテント付き。  スカイツリーや東京タワーを望みながら、手ぶらで本格的なアメリカンバーベキューを体験できる。 【伊勢志摩エバーグレイズ】 「伊勢志摩エバーグレイズ」は、三重県志摩市、近鉄線「近鉄穴川駅」下車、徒歩10分にある。2015年4月25日、グランピングトレーラーハウスがオープンした。アメリカンリゾートのエッセンスを取り入れたキャビン・カヌー・プール・ファンサイクルなどの施設がある。 「伊勢志摩エバーグレイズ」の名前の由来は、米国フロリダ州「エバーグレイズ国立公園」から。「伊勢志摩エバーグレイズ」は、伊勢神宮の森から湧き出る清流を源とする湿地帯に隣接しており、この湿地帯には、メダカやトンボなどの水生生物や、約50種類を超えるカモやサギなどの野鳥が生息し、県内有数の渡り鳥の飛来地としても知られている。こうした環境が、「エバーグレイズ国立公園」と似ているとしている。  「グランピング」は、キャンピングの潜在需要を掘り起こすものだ。上記の事例の他にも、日本には「グランピング」施設が数多く生まれている。新たなキャンピングスタイルである「グランピング」施設でゴールデンウィークを過ごされるのは、いかがだろう? <文/丹羽唯一朗 写真/photo by CLA Midland on flickr(CC BY 2.0)、photo by Roderick Eime on flickrCC BY 2.0)
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