世界で急成長する贅沢キャンプ「グランピング」、日本でも続々施設が登場

Glamping in Africa photo by Roderick Eime on flickrCC BY 2.0)

グランピングの歴史

 そんな「グラピング」だが、遡ってみると10世紀のモンゴルのパオ(モンゴル語でゲルと呼ばれる移動式の住居)設営にまで遡るというだとか、19~20世紀初頭、欧州の列強が世界中に植民地を広げていった時代に、欧州の貴族たちが本国のままに贅沢な装備を持ち込んで赴任したのが「グランピング」の元祖だとかいう説もあるが、最近のブームはいつから始まったのだろう?  Googleトレンドのデータによると、最初の「グラピング」のキーワード検索が2007年始めに見られた。アイルランドおよび英国で「グラピング」の検索が多かった。現在、米国では、西海岸が「グラピング」の検索で人気がある。これにコロラド州、ニューヨーク、五大湖、東海岸が続く。ワシントン州シアトルで発行されている新聞「シアトル・タイムズ (The Seattle Times)」によれば、米国の「グラピング」のブームはワシントン州から始まったとしている。ワシントン州のオリンピアにある「グランピングのメッカ」と言われる「パンパード・ウィルダネス」がよく知られている。  そして日本でも昨年くらいから急上昇し、「グランピング」を提供する施設が続々とでき始めている。
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日本の「グランピング」スポット
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