開業直前!日本最大の高速バスターミナル「バスタ新宿」を完全解剖!その8つの特徴とは

【その2】本州全県と直結!成田・羽田とも直結する「ハブターミナル」

 バスタ新宿を発着するバスの行先は実に39都府県。これは東京駅を発着する全鉄道路線を併せた行先である33都道府県(2016年3月現在)を遥かに凌ぎ、本州と四国の全県が新宿から乗り換えなしで結ばれることになる。 ⇒【画像】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=88626

バスタ新宿からの高速バスが発着する都市(国土交通省関東地方整備局ウェブサイトより)

 更に、空港リムジンバスの発着所もバスタに集約されるため、これら39の都府県が成田・羽田の両空港からバスタ内の乗り換え1回のみでアクセスできるわけだ。  新宿で高速バスから高速バスへ、また、地方から羽田や成田まで飛行機で来てそこから高速バスで各地へ…という使い方はもちろんのこと、近年は都内のホテル不足や宿泊額の高騰から夜行バスを宿代わりにする外国人も増えており、バスタから直通の便が出ている観光地は、これを機にインバウンド客の獲得を狙わない手はないであろう。

【その3】JR新宿駅改札からエスカレータで直結!

「バスタ新宿」は甲州街道改札(旧サザンテラス口)の直上にある。既に改札の看板は新名称に変更済みで、工事は最終段階をむかえている

 バスタ新宿が設置されるのは駅ビル「ルミネ2」の南側、これまでのサザンテラス口・新南口の上層階。なお、「バスタ新宿」の完成より一足早い3月に「サザンテラス口」は「甲州街道改札」へ、新南口は「新南改札」と名前を変えており、改札の名前変更を知らなかった乗客が戸惑う光景も見られた。  JR新宿駅のホームからは、新南改札を出て、そのままエスカレータやエレベータを上がれば「バスタ新宿」だ。 「バスタ新宿」のビルは4階建てで、高速バスの乗り場は4階、降車場は3・4階となっている。3・4階には、高速バス待合所、きっぷ売場などに加えて、観光案内所「東京観光情報センター」や宅配サービスコーナーなども設置される。
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タクシー乗り場集約で渋滞解消も
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