銀座の名所「資生堂パーラー」が体現する企業文化の歴史

万物資生、全てはここから始まった

 こうして、時代を超えて今なお、その味を愛される資生堂パーラーですが、実は銀座の名所としてもう一つの顔も持ち合わせています。それは「成功率の高いお見合いの名所」でもある、ということです。  それは銀座という街の雰囲気や昔からセレブに愛されてきた店の魅力というのはもちろんあるのでしょうが、数々の「新しい時代の本物」を世に送り出してきた場、という意味でもこれほど縁起の良い場所は無いのかもしれません。  ちなみに、資生堂の社名の「資生」とは、易経の「至哉坤元 万物資生 乃順承天」という一節に由来しており、その意味は「大地の徳はなんとすばらしいのだろう、それが天の徳と結びつき、全てはここから生まれている」という意味です。 決算数字の留意事項 基本的に、当期純利益はその期の最終的な損益を、利益剰余金はその期までの累積黒字額or赤字額を示しています。ただし、当期純利益だけでは広告や設備等への投資状況や突発的な損益発生等の個別状況までは把握できないことがあります。また、利益剰余金に関しても、資本金に組み入れることも可能なので、それが少ないorマイナス=良くない状況、とはならないケースもありますので、企業の経営状況の判断基準の一つとしてご利用下さい。 【平野健児(ひらのけんじ)】 1980年京都生まれ、神戸大学文学部日本史科卒。新卒でWeb広告営業を経験後、Webを中心とした新規事業の立ち上げ請負業務で独立。WebサイトM&Aの『SiteStock』や無料家計簿アプリ『ReceReco』他、多数の新規事業の立ち上げ、運営に携わる。現在は株式会社Plainworksを創業、全国の企業情報(全上場企業3600社、非上場企業25000社以上の業績情報含む)を無料&会員登録不要で提供する、ビジネスマンや就活生向けのカジュアルな企業情報ダッシュボードアプリ『NOKIZAL(ノキザル)』を立ち上げ、運営中。
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