ネイマールに脱税で約57億円の罰金。父親激怒でイギリス行きも浮上!?

本人よりも野心が旺盛なネイマールパパ

 ネイマールパパは、息子がバルサに在籍している限りメッシの陰になってしまい、チームの頂点に登りつめることはないと考えている。しかも国際サッカー連盟(FIFA)のゴールデンボール賞も受賞する機会はないと見越しているという。ネイマールパパは息子よりも遥かに野望が強いようだ。彼は息子が他のチームに移籍してメッシーそしてロナウドと対等の立場で競うことを望んでいるという。  一方のバルサは3億2800万ユーロ(3900億円)の巨額の負債を抱え、年報契約の高額選手が揃っている。しかし、ネイマールを手放すことはファンもフロントも望んでいない。何故ならメッシの後継者はネイマールしかいなと見ているからだ。しかし、マンチェースター・ナイテッドはバルサで稼ぐ年俸の1.5倍を払う用意があるという。しかもチームの主人公になることも約束している。  ネイマールは、最初はレアル・マドリードと仮契約をしていた。そこへバルサのロセイル前会長(当事会長)がネイマールをライバルのレアル・マドリードに行かせることなど絶対に出来ないといって、彼が当時所属していたサントスと交渉して契約金を秘かに水増しするなど違法な形でネイマールを獲得したのである。仮に、ネイマールがレアル・マドリードに移籍していたとしてもロナウドの陰にいる傍役としての存在でしかなく主人公には成れていないであろう。ネイマールパパの野望を達成するには英国でプレーするしか道はない。  しかしネイマールは他の超一流選手と違って今のところ強い野望はもっていないようである。 <文/白石和幸 hoto by Alex Fau on flickr(CC BY 2.0)> しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身
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