[安くて高性能な]型落ち家電の販売時期教えます!

どこで買うかを検討する

型落ち家電2016春_ネット

「価格.com」では、通販サイトの販売価格を比較することができる

 型落ち家電はそもそも在庫なので、時間を経るごとに店頭では扱いが減って買いづらくなってしまう。機種更新直後なら在庫処分のセールが行われる場合もあるが、タイミングを合わせるのが難しいうえにそもそも必ず行われるとも限らない。  ではそうしたタイミングを逸してしまったら、どうすればいいのか。方法はふたつある。  ひとつはネットの利用。Amazonのようなネット専門ショップは特にその業態から型落ちの在庫品でも取り扱いしやすい。また広く型落ち家電を探したい場合には価格比較サイトで検索するという手段もある。最低価格のショップを見つけられるなど、メリットも多い。  ただしネットを利用する場合には実製品の確認が取れないというデメリットがある。また製品の機能や性能などを店員に尋ねることが難しく、基本的には事前に自分で把握しておく必要があるのだ。
型落ち家電2016春_ヤマダ電機

1月にできた「YAMADA IKEBUKURO アウトレット・リユース&TAX FREE館」

 もうひとつは、家電量販店のアウトレット店舗を利用する方法。アウトレット店舗とは型落ち品や初期不良品の回収・再生備品、店頭展示品など、在庫扱いとなるワケあり品を専門的に扱う店だ。  通常ルートの商品ではないため、価格が大きく取り上げられることはないが、多くの商品は通常店舗のものよりも割安で販売されている。それでいながら通常店舗同等に保証がつけられる場合が多く、もちろん店員もいるので、わからないことなどを相談することもできる。サポート面での不安は少ないはずだ。  ただ注意すべきは、アウトレット店舗はその性格上、あまり数が多くないことだ。今年1月に東京・池袋で「YAMADA IKEBUKURO アウトレット・リユース&TAX FREE館」がオープンしたが、最近では珍しい新規店といえる。  そのほかの家電量販店のアウトレット店舗には、ヨドバシカメラの「アウトレット京急川崎」、ビックカメラの「アウトレット横浜ビブレ店」「アウトレットなんば店ザウルス2」などがある。近場にあるようなら、一度覗いてみて損はない。

家電の上手な買い方とはなにか

 シーズンに踊らされず上手に家電を買うには、「買うもの」「買う時期」「買う場所」を外さないことが肝要だ。 「買うもの」は普及機よりも値下がりしやすい中級機以上の型落ち。 「買う時期」は在庫である型落ちが発生しやすい機種更新のタイミング。 「買う場所」は型落ちを見つけやすいネットショップか、アウトレット店舗で。  このことを上手に活用して、いい買い物をしてほしい。<文・写真・図版/熱田浩司> 【熱田浩司】 エム・クルーズ所属。「家電批評」など家電雑誌を中心に、様々な媒体で活躍するAVライター。
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