日本でも、今回名乗りを挙げた牧之原市ではなく、一企業だが神戸でスノーボードの練習施設「KINGS」を展開するレスポンスエンジニアという企業がウェーブプール建設計画を進めている(参照:世界的に注目される「人工波サーフィン施設」。神戸でプロジェクトが始動)
前掲の動画などを見てもわかる通り、オリンピック競技にも通用するであろうウェーブプールは、広大な敷地が必要だし建設費用もかなりかかる。前出の「wavegarden」は建設費用を1.9mの波高のシステムで150万ユーロ(約1億8000万円超)という試算を出している。もちろん土地代は別だ。
日本だと敷地的な問題などでウェーブプール施設が定着するかは難しいだろうが、仮にオリンピック種目として採用された場合、世界各地でこうしたウェーブプール施設がオープンする、なんてことになるかもしれない。
<取材・文/HBO取材班 photo by Zak Suhar(CC0 Public Domain)>