「おそ松さん」ブーム到来!「チビ太のおでん」に見るサークルKサンクス“おでん”へのこだわり
2016.02.10
2015年10月に、赤塚不二夫の生誕80周年を期にテレビ東京にて放送が始まるや、多くのファンを虜にしている「おそ松さん」。この作品は、「シェー(byイヤミ)」で有名な「おそ松くん」の続編であるが、特集記事を組んだ「アニメージュ2月号」が、36年ぶりの重版となったほか、出版界では「おそ松さん」関連の本が飛ぶように売れ、いまやオリジナルを凌ぐ程の人気なのだ。
1993年に発売されて以来、多くの人に愛されている「チビ太のおでん」。2014年には一度、販売を中止するが「たくさんのお客や加盟店から問い合わせがあった」ため、今年に入り再販が決まったのだという。しかし、当時は「おそ松さん」ブームもなかったはず。なぜ、「チビ太のおでん」を発売することになったのだろうか?
「当時のおでんは、1個1個の具材が大きくて、いい意味で食べ応えがあったのですが、ちょっと食べにくかったんです。そんな時『漫画に登場するような、串に刺した食べやすいサイズのおでんが作れないものだろうか?』というアイデアが出てきて。『だったら、チビ太が持っているおでんが、一番イメージに近い。あのおでんを作ってみよう!』となったのが、そもそもの始まりですね」
なるほど。しかし、現在販売されている「チビ太のおでん」は、こんにゃく、練り物(うずら玉子巻)、焼ちくわで構成されているが、漫画では、こんにゃく、練り物(もしくは大根)、鳴門巻きで構成されている。鳴門巻きではなく、焼ちくわになった理由は何だったのだろうか?
「原作のイメージを崩さずに、1串で3種類の味わいをお手頃価格で楽しんでいただきたい。その点を一番にこだわった結果、現在の形になりました。発売以降、具材も少しずつ変化してきたのですが、2006年以降は、こんにゃく、練り物(うずら玉子巻)、焼ちくわの構成で販売しています。ただ、お客様に美味しくフレッシュなおでん種を提供するために、北海道のみ、うずら玉子巻ではなく、ウインナー巻きを使っています」
ちなみに、北海道では2月中旬に販売が終了する予定だという。北海道限定ウインナー巻き入り「チビ太のおでん」を堪能したい人は、125円(税込)を握りしめ、急いでサークルKサンクスに駆け込んで欲しい。
そんな中、登場キャラの一人・チビ太の好物として有名な“おでん”が、今年1月、サークルKサンクスで再販され、話題となっている。
「再登場に伴い、1月のおでん全体の売れ行きは10%以上伸長しました」
サークルKサンクスのデイリーフーズ部・永野敦史さんがこう語るように、再販後の評判も上々のようだ。しかし、このおでん、漫画の中でチビ太が手にしているおでんとは、ちょっとどこか違う気も……。そこで今回は、サークルKサンクスのロングセラー商品「チビ太のおでん」に関する素朴な疑問を、永野さんにぶつけてみた。
3種類の味を安価で提供することにこだわった
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