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年が明けた。ということは、また新たなiPhoneが誕生するであろう年がきたということだ。iPhoneはいままでナンバリングが刷新されるフルモデルチェンジと、モデル名に「s」がつくマイナーチェンジを繰り返すライフサイクルとなっていた。そして昨年発売されたモデルはiPhone 6s/iPhone 6s Plus。つまり今年発表されるiPhoneは、「7」というナンバリングをつけたiPhone 7になることが予想される。
そしてアップルの特許情報やリーク情報から、iPhone 7がどのようなスマートフォンになるのか、おおよその全体像が見えてきた。
従来のiPhoneはアルミ合金ボディを採用してきた。iPhone 6s/iPhone 6s Plusには航空機・戦闘機などにも使われてきた軽量かつ高硬度な7000番台のアルミ合金が用いられている。
アップルとしてはさらなる薄型化を目指したいのだろう。iPhone 7ではリキッドメタル(液状金属)とガラスを融合させる技術が使われているとみられている。2014年の頃から噂されていた技術であり、本体の薄型化が狙えると共に、液晶とガラスの隙間をなくす設計とすることで映り込みの低減、鮮やかな色表示、タッチレスポンスの向上と、さらなるメリットも追求できる。
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「Patently Apple」より
http://www.patentlyapple.com/patently-apple/liquidmetal/
Apple Watchにも採用された有機ELディスプレイがiPhone7にも採用されるという話もある。サムスン製の有機ELディスプレイが使われるという記事を出したのはETNewsだ。
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「ETNews」より
http://www.etnews.com/20151023000208
またソニー、パナソニックの有機ELディスプレイパネル開発部門と、ジャパンディスプレイと産業革新機構が合併して作られたJOLEDとアップルがパートナーシップを形成。将来のiPadで有機ELディスプレイが採用されるというニュースもある。
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「WCCF TECH」より
http://wccftech.com/apples-ipad-pro-coming-oled-displays/
ただし有機ELディスプレイは、現在の技術だと歩留まりが低くく、iPhoneのような大量生産品のパーツとして使うには適さないという説もある。
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「9TO5Mac」より
http://9to5mac.com/2015/11/10/amoled-iphone-7-screens-lcd/
いずれにしても薄型化と低消費電力化に貢献する有機ELディスプレイは、それだけ期待度と注目度の高いアップデート項目というわけだろう。