就任直後に市長が暗殺!メキシコ経済成長最大の障壁、麻薬カルテルの脅威

写真はモタ市長のツイッターアカウント((@diputadamota)

 メキシコのモレロス州テミスコ市の市長に就任したばかりのジセラ・モタさんが就任日の翌日1月2日に彼女の自宅で暗殺されたというニュースが現地を始めラテンアメリカ、北米、スペインなどで報道された。  グラコ・ラミレス州知事は「麻薬組織カルテル『ロス・ロッホス』の分派の犯行である」と供述した。また犯罪専門家や管轄当局も〈この犯行は麻薬組織カルテルがこの地域を支配しようとした争いから生じたものである〉と指摘した。(参照:「BBC」)。  麻薬カルテルは麻薬などの密売を確かなものにする為に密売を決めた地域をまず支配下に置こうとする。その為にまずやることは当地の行政上の権力者を味方につけることである。即ち、市長や町長など首長を賄賂などとを使って味方にすることである。今回の暗殺事件の原因はジセラ・モタ新市長が現在メキシコ政府が進めている政府による犯罪取り締まり組織の一本化に賛成して、カルテルの要望を受け入れなかったからだと推測されている。
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選挙結果をも左右するカルテルの存在
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