【猫シェアハウス】は癒されながら儲かる驚異の新ビジネス

不動産投資の「お金も労力もハンパない」というイメージに引きずられ、一歩を踏み出せずにいるサラリーマンも多かろう。だが実際、本業は会社員でありながら投資を成功させ、専業大家に転身する人も少なくない。今回は不動産投資を成功させる極意を実例から学ぶ。

入居者殺到!大人気猫と一緒に暮らす

ねこシェアハウス299大家氏

ねこシェアハウス299大家氏

 ワイン好きやバイク好き、音楽好きなど、特定の趣味嗜好を持った人たちをターゲットにした「コンセプト型賃貸物件」を運営する大家が少しずつ増え始めている。その一人である女性不動産投資家のねこシェアハウス299大家さんは、猫と人間が共同生活する“猫シェアハウス”を運営中。 「6年前に独立してウェブプランナーになったのですが、事業をひとつに絞るのはリスクが高いと感じていました。何か別の事業を考えていたときに、選択肢として不動産投資が浮かびました」  でもなぜ、猫シェアハウスを? 「私は大の猫好き。ただ猫嫌いの家に生まれ、私自身も猫アレルギー持ちで……。猫をひとりで飼う自信がなかったんです。そんな思いを抱えているときに、ドキュメンタリー番組で年間10万匹以上の猫が殺処分されることを知り、何とか助けられないかなあと。で、私みたいに猫を飼いたいけど飼えない人が集まり、捨てられた猫と一緒に暮らすシェアハウスを作ることを考えついたんです」
「ねこシェアハウス299」

練馬区平和台の住宅街に佇む「ねこシェアハウス299」の室内。

 考案したのは、殺処分される前の猫を保護団体から預かり、シェアハウスの住人でお世話をするという仕組み。 「猫を預かるのは里親が見つかるまで。育ててくれる人が決まるとその猫は卒業し、また新たな保護猫を預かります」
「299」は肉球(にくきゅう)から

「299」は肉球(にくきゅう)から

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猫OKの賃貸物件は極少、飼いたくても飼えない
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