東国原英夫・元宮崎県知事
続いて東国原氏は、丸山知事による小池知事批判を紹介したうえで、橋下徹・元大阪府知事と重ね合わせた。
「(小池知事は)緊急事態宣言の中で千代田区長選に応援に4回入られている。それで“密”の中で、都側は『密ではない』と言っていますが、写真を見たけど“密”でした。“密”の中で演説をされている。『東京都の組長さんが緊急事態宣言の中で千代田区長選を応援する、街頭で“密”の中で応援をするのは感染対策上どうなのか』と丸山知事は(2月10日の会見で)おっしゃった。これは“ド正論”ですよ。
そういうことをされている方(小池都知事)が、積極的疫学調査をいうたら縮小したわけではないですか。『そういったことでいいのか』と問題提起をして、聖火リレー(についての疑問)を出された。こういうキャッチ―なことをボーンと出して、そして衆目を集めて自分らの島根県の政策を皆様に説明する。
このやり方は“橋下徹方式”なのです。橋下さんはキャッチ―な言葉をバーンとまずぶつけておいて、世間の衆目を集めてから政策の中身に入っていく」
もちろん、丸山知事の場合は「キャッチーな言葉で衆目を集める」だけではなく、地に足のついたコロナ対策をしっかりと行なっているのはいうまでもない。
橋下徹・元大阪府知事
その橋下氏も、翌2月26日のフジテレビ系「バイキングMORE」で同じように丸山知事を高く評価した。
「地方の知事が東京に声を届けるってものすごく難しい。普通は地方の知事の声なんて、東京のメディアが取り上げてくれない」
「例えば国の直轄事業の負担金という、国から何百億円という請求書を地方は請求されるのですが、それに関して僕が『ぼったくりバーだ』というふうに言うと、取り上げてくれる」
「全国のキー局でこういった放送が流れると、国も考えざるを得なくなって、あとはどっちの方に国民が支持をするかっていう、政治的な力関係で決まる」
そして橋下氏は、さらなる“過激発言”を丸山知事に勧めていた。
「残念ながら丸山さんは僕と違って上品にやってしまっているので、まだ『島根県応援』という雰囲気になってないから竹下さんはかなり強気になっている。これはもう最終的には国民がどっちを支持するか」