23日、朝6時から東京9区の全駅をチェックした。ようやく8時前に大泉学園駅で秘書や区議を引き連れ駅頭活動を行う菅原氏を発見。
菅原氏とグータッチを交わしていた有権者は、地元選出代議士の起訴相当議決に「いろいろありましたからね。しょうがないと思います」「味噌がつきましたよね」と呆れ顔ながら投票先は自民党候補から変えないとの旨を話した。。
駅頭を終えた菅原氏を直撃した。
「起訴相当議決で起訴は必至と言われていますが」
「失職するのでは、議員辞職するしかないのではと言われているが、見解を聞かせてください」
「『誠心誠意』『お応えする』とのことだった。答えてもらえますか」
無視を決め込む菅原氏
「エスカレーターは歩いてはダメですよ」
「検察の捜査でも『秘書と週刊文春に嵌められた』と言うんですか」
「エスカレーターは歩かず立ち止まる」キャンペーンを無視する代議士
「罪を認めているので起訴されると思うが、その場合、失職という可能性が高まる。そのことについては?」
「起訴された場合、自ら議員辞職するつもりはありますか」
「略式起訴の打診があった場合、受けますか」
「略式起訴を受けた場合、罰金刑以上で議員失職するが」
「『誠心誠意』答えてもらえますか」
何を尋ねても“完全黙秘”を貫く菅原氏、一切反応を見せないまま秘書が運転する高級車に乗り込み去っていった。
今回の取材の過程で自民党の練馬区議2人に話を聞くことができた。菅原氏の元公設秘書・柴田幸子氏と今年7月の都議選への出馬を明らかにしている自称“武闘派”の小川けいこ氏だ。菅原氏との縁が深い両区議に、自民党東京都連会長代行で自民党東京都第9区支部長の菅原氏が起訴相当となったことについて尋ねた。柴田区議は「静観してます」と即答。小川区議も「私も常に連絡を取っているわけではないので」と前置きし「静観しているとしか言えない」「今、コメントしようがない」と困惑を滲ませた。