ネットの歴史25年分が無料で読める「インターネット白書ARCHIVES」で25年前を振り返る

そして今のインターネット

 駆け足で『インターネット白書’96』を概観していった。規模は今とは大きく違うが、小さいながらも現代へと続く未来は予想されており、起きている問題も現在と地続きのものが多かった。  最新の『インターネット白書2021』の10大キーワードを並べてみよう。 1. 減災コミュニティ 2. 非接触テクノロジー 3. テレワーク 4. オンライン教育 5. オンラインエンターテインメント 6. 改正著作権法 7. インフォデミック 8. マーケティングとプライバシー 9. デジタル庁構想 10. サスティナブルシティ  これらのいくつかは、コロナ禍により一気に必要性が増してきたものである。また、過去からの延長で、改善が続けられているものも多い。  インターネットはこの四半世紀で、一部の人の道具から全世界の人の道具になった。汽車や自動車、電波通信が世界を大きく変えたように、インターネットは社会を激変させている。  たった四半世紀でこれほどまでに普及するのかと思うとともに、四半世紀も経ったのかという思いも大きい。これからさらに四半世紀で、世の中はどのように変わるのか、恐ろしくもあり楽しくもある。 <文/柳井政和>
やない まさかず。クロノス・クラウン合同会社の代表社員。ゲームやアプリの開発、プログラミング系技術書や記事、マンガの執筆をおこなう。2001年オンラインソフト大賞に入賞した『めもりーくりーなー』は、累計500万ダウンロード以上。2016年、第23回松本清張賞応募作『バックドア』が最終候補となり、改題した『裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』にて文藝春秋から小説家デビュー。近著は新潮社『レトロゲームファクトリー』。2019年12月に Nintendo Switch で、個人で開発した『Little Bit War(リトルビットウォー)』を出した。2021年2月には、SBクリエイティブから『JavaScript[完全]入門』、4月にはエムディエヌコーポレーションから『プロフェッショナルWebプログラミング JavaScript』が出版された。
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