東京入管でクラスター発生、男性被収容者の約4割が感染。施設内のコロナ対策がずさんすぎる?

被収容者から支援者へ施設内の様子を伝える電話が殺到中

外から電話番号を叫び、収容施設内の情報を求める柏崎氏

電話番号を叫び、収容施設内の情報を求める柏崎氏

 2月19日、外国人支援団体(SYI収容者友人有志一同)のメンバー・柏崎正憲氏が急遽、入管問題を訴えるために品川駅前で情宣活動を行い、その後に東京入管前で被収容者への激励をした。前日にSNSで急な告知をしたにもかかわらず、8人が集まった。  柏崎氏は拡声器で自分の電話番号を叫び、被収容者に施設内の情報を求めた。現在、支援者の携帯電話には陽性・陰性にかかわらず、被収容者たちからの連絡が殺到している。 「コロナ対策をしっかりやっている」と言い続けていた法務省・入管庁が、このクラスター発生に対してどう責任を取っていくのかを注視したい。さらに、施設内にいる人たちには一刻も早く適切な対処が行われ、早く救われなければならない。これは人命にかかわる問題だ。 <文/織田朝日>
おだあさひ●Twitter ID:@freeasahi。外国人支援団体「編む夢企画」主宰。著書に『となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS』(旬報社)など。入管収容所の実態をマンガで描いた『ある日の入管』(扶桑社)を2月28日に上梓。
1
2
3
ある日の入管~外国人収容施設は“生き地獄”~

マスコミが報道しない、非人道的な
入管の実態をマンガでリポート!!