N国代表・立花孝志、NHKに敗訴。受信料2ヶ月分の支払いを命じられるも裁判官に逆ギレ

支持者の期待を裏切り続ける「N教党」

 かつては、立花孝志のことをうっかり信じてしまった人もいただろう。  しかし、立花孝志や「NHK受信料を支払わない方法を教える党」の面々は、今日の今日まで期待を裏切り続けて現在に至る。ワンイシュー政党として話題になり、「NHKをぶっ壊す」という、ただ一つの公約だけを掲げて当選したにもかかわらず、その肝心のNHK問題に対し、何一つまともなアプローチができていないどころか、社会に迷惑をかけてばかり。副作用ばかりで何のメリットもないような政党に、人々は呆れている状態だ。  今回の裁判のニュースを機に、立花孝志に向かって「NHK解体に専念してください」とお願いをするN教信者が現れた。すると、立花孝志は「私のどのような言動が専念していないように見えますか?」と逆ギレで反論したのだが、その直後、空気の読めない女性が「土曜日はゴルフありがとうございました」と挨拶をしている。
NHK解体よりゴルフ優先?

立花孝志のTwitterより

 こんなマヌケな話があるだろうか。つい最近も、自民党の白須賀貴樹議員が麻布の高級クラブに出かけ、パパ活に勤しんでいたことを週刊誌に報じられ、自民党を離党したばかりだ。コロナ禍で緊急事態宣言が出されている最中に、今は参議院議員ではないとはいえ、国政政党の代表が女のコとゴルフに行って遊んでいる。  女のコとゴルフを楽しむお金は、一体、どこから出ているのだろうか。NHKから国民を守る党は、立花孝志に「貸付金」という形で億単位のお金を流している。そして、NHKから国民を守る党には、毎年約1億6000万円の政党交付金が税金から支払われている。同党に期待した人たちから集めた5億円以上の借金もある。しかし、それらの湯水のごとくお金が使われており、先日、森友学園に寄付した8400万円を取り返したものの、このお金が通帳から消えるのも時間の問題だ。にもかかわらず、立花孝志は「また4人で行きましょう。今から私がゴルフ場や良く(予約)しますね」と返している。女子とのゴルフにうつつを抜かしているから、NHKとの裁判に負けて、受信料を支払うハメになるのではないだろうか。  最近は、こうした現状を見て、N教信者を卒業する人たちが続々と現れており、口々に「ちだいさんの言うことが正しかった」と言い出す始末だ。いよいよN教信者までそんなことを言い出すようになったら、完全に終わりである。

選挙ウォッチャーの分析&考察

 立花孝志の周りには、複数の弁護士が存在する。今回の裁判を担当しているのは、「アトム法律事務所」の高橋裕樹弁護士だ。その他にも、ネット問題に強いとされる唐澤貴洋弁護士、何度も懲戒を受けた過去のある村岡徹也弁護士、立花孝志を批判するツイートをするも、立花孝志に見つかって謝罪をして以来、立花孝志の手先として活躍する「ホワイト法律事務所」の山本麻白弁護士、そして、誹謗中傷裁判に熱心な福永活也弁護士など、なかなか濃いメンバーが、立花孝志から依頼を受けている。しかし、どいつもこいつも立花孝志の「司法に対するテロ」にはノータッチだ。  法廷の場で争うならともかく、法廷外で裁判長に対する嫌がらせのために党名に名前を入れ込んで知事選に立候補しようなんざ、鬼畜の所業だ。  N教信者たちは、記者会見の動画を見て、「たかが4560円で訴えるなんて、NHKに裁判を起こす基準がないことがわかった」などと喜んでいるが、もともとは立花孝志がメディアを使って不払いを宣言し、NHKに「訴えてこい」と挑発したことが原因である。自分からケンカを売って、本当に訴えられて、敗訴して、裁判長を恨む。逆恨みも甚だしい。  何度も言うが、このような人物が国政政党の代表として年間1億6000万円を受け取り、そのお金を返ってくるアテのないほぼ無職の立花孝志に貸し付けることで、立花孝志は緊急事態宣言中にゴルフを楽しめる身分を維持しているのである。 <取材・文・写真/石渡智大>
普段は選挙ウォッチャーちだいとして日本中の選挙を追いかけ、取材。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどを「チダイズム」にて公開中
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