しかし、始めは美味しさを噛み締めながら食べていたものの、次第にペースダウン。やはり尋常ではないボリュームに圧倒されるほかなかった。さすがにご飯、牛肉、うなぎだけでは飽きがきてしまった。
ここからは“味わう”より“飲み込む”を意識し、水分をうまく活用して食べ進める作戦に変更した。
食べ始めてから40分ほど。ようやく完食することができた。
これほどのボリュームを食べたのは久しぶりで、まさに決死のフードファイトとなったわけだが「こんな量を食べてしまった」という一抹の後ろめたさを覚えた。さぞかし摂取カロリーはとんでもないことになっているだろう。
帰り道はとにかく歩いてカロリーを消費するために躍起になった。
よほどの大食漢でない限り一人で食べきるのは難しいが、グループで分ければコスパもよく、盛り上がること必至だ。
<取材・文・撮影/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている。