NHKの有馬嘉男キャスター降板報道。国谷裕子キャスターと同じく「菅氏に切り込んだ」から!?
現場は国谷さんの続投を望んでいたが……

「クローズアップ現代」放送後の記念写真、もう1枚
板野氏の専務理事復帰は、政権の意向を受けた人事?
この年の3月には、「ニュースウォッチ9」のキャスターを5年間務めた大越健介氏も降板している。「物言うキャスター」と評判だったが、この時も突然の決定だったため、官邸の意向を受けて板野氏が動いたのではないかとNHK内でささやかれた。
その後、板野氏は専務理事を退任して関連会社に転出していたが、おととし2019(平成31)年、再び専務理事に復帰した。経営委員長の意向を受けた異例の返り咲きだと評判になった。
板野氏の専務理事としての担当分野は、業務改革統括と新放送センター業務統括。放送総局長を兼務し、放送全般に発言力があった前回に比べ、役職上は放送についての発言権がなく、権限が押さえ込まれているように見える。だからNHK内では、「政権の意向で板野氏を専務理事に復帰はさせたが、面従腹背で、ウラでこっそり影響力を削ぐようなポジションにしたのではないか?」と受け止める向きもある。
だが報道局内の事情に詳しい人物は、「専務理事の役職さえあれば報道に影響力は行使できます。今回も政権の意向を受けて動いているんじゃないですか? あ~やだやだ」と語る。
「今回も」というのはもちろん、記事の冒頭に記した「ニュースウォッチ9」の有馬嘉男キャスターの「降板」人事だ。まだ決まってはいないが「ウラで板野氏が動いているに違いない」という見方だ。板野氏について「獅子身中の虫」「トロイの木馬」などと、さらに辛辣な評価もNHK内部で聞く。
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『メディアの闇 「安倍官邸 VS.NHK」森友取材全真相』 巨大組織NHKの中で、歪められていく森友事件報道。 スクープを連発した記者の、渾身のノンフィクション。
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