森友学園の幼稚園、休園へ。管財人が学園に知らせず手続き

森友文書改ざんの真相解明をめざす裁判は続く

自殺した近畿財務局の赤木俊夫氏が残した「手記」

自殺した近畿財務局の赤木俊夫氏が残した「手記」

 そして、近畿財務局で不正な書き換えが行われた。改ざんに反対したものの上司にやらされた近畿財務局の職員、赤木俊夫さんは、これを苦にうつ病となり、翌2018(平成30)年3月に自死。その直前に改ざんの実態を書き遺した「手記」を、妻の赤木雅子さんが去年2020(令和2)年3月に公表し、大きな反響を呼んだ。赤木雅子さんは国と佐川氏を相手に真相解明をめざして裁判を起こし、現在、大阪地裁で審理が続いている。 <文・写真/相澤冬樹>
大阪日日新聞論説委員・記者。1987年にNHKに入局、大阪放送局の記者として森友報道に関するスクープを連発。2018年にNHKを退職。著書に『安倍官邸VS.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』、共著書に『私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?』(ともに文藝春秋)
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