壊れ切ったアメリカの民主主義は彼らが激変させる!? 元ホームレスやパレスチナ移民もいる、AOCが「家族」と呼ぶ議員たち
前回に引き続き、そんなアメリカの未来を担うプログレッシブ(進歩的)な議員たちをご紹介しよう。
バーニー・サンダース議員、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)議員に続いて、変革への道を進むプログレッシブ議員たち。
前回はジャマール・ボウマン議員、イルハン・オマル議員を紹介したが、今回もAOCが「家族」と評する、期待の議員たちを解説していきたい。
●アヤンナ・プレスリー
前回紹介したイルハン・オマル議員と同じく、「(アメリカが)嫌なら出て行けばいい」とトランプ前大統領から批判を浴びたのはアヤンナ・プレスリー議員だ。
マサチューセッツ州初のアフリカ系アメリカ女性の下院議員に選出されるなど、その存在自体がプログレッシブ・進歩的である彼女。その政策も、これまで触れられなかった分野に積極的に焦点を当てている。(参照:BOSTON GLOBE、FORBES)
たとえば、「性産業か性的虐待か? 下院議員プレスリーが、売春合法化の議論を積極化」と報じたのは、プレスリー議員の地元メディアである『ボストン・グローブ』だ。
同記事によれば、売春の合法化については、人身売買などを防ぐことができる、ほかの職種と同じように公的保護を受けられるようになる、路上で生活するLGBTQの人々の収入源を守ることができる、といったメリットがあるいっぽう、かえってそれらの問題が深刻化することも懸念されているという。
プレスリー議員の目的は、合法化することによって服役する人の数を減らし、経済的な格差に起因する差別を減らすことだが、この活動には賛否両論の声があがっている。
また、『フォーブス』は、多発している警官による暴行や殺害に対して、プレスリー議員が公務員の恩赦を禁止する運動を支援していることを紹介している。
売春も警察官による銃撃も、性や人種、経済格差や司法制度など、さまざまな問題が絡み合っているため、単純な解決策があるわけではない。しかし、そういった複雑な問題に対して、正義と平等を求めて立ち向かっていくことが、進歩するうえでは必要なのだとプレスリー議員は示している。
トラブル続きの大統領選が終わったかと思いきや、トランプ・サポーターの暴挙で再び混乱に陥ったアメリカ。民主主義再生への道は前途多難だが、AOCが家族と呼ぶプログレ議員たち
Two years ago, I walked my family to the Capitol steps and bussed down community from the Bronx & Queens as I was sworn in for the first time as a member of Congress.
— Alexandria Ocasio-Cortez (@AOC) January 4, 2021
I so wish you all could have been here today, but thankfully you sent another kind of family 🙂
Let’s do this💜 pic.twitter.com/EEvFqCd9PS
売春合法化を推進
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