3が日、あの初詣有名スポットはどれくらい「密」だったのか?

おまえたちの仕事は、祈ることではない!

 国民の皆さんに「それぞれで気を付けてもらう」というのでは、気を付けるレベルにも個人差があり、拡大するばかりの感染を止められません。不幸なことに、日本はメディアに出演して「やみくもにPCR検査をしても意味がない」と言ってしまうヤブ医者や、政治学者のくせにエレガントに慎重論を展開してしまう文化人などが続出し、PCR検査の拡充がちっとも進まなかったため、公費で賄ってもらうこともできず、無症状の感染者が街を歩く状態です。しかし、こうした初詣の惨状を見る限り、今すぐ手を打たなければならないのは明らか。PCR検査も頭打ち状態なのに、政治家たちは何をしているのでしょうか。  病床使用率が100%を超え、全国で最も高い致死率となっている大阪府の吉村洋文知事は、今年は大変な年だったので、大阪府民にとって素晴らしい一年になるようにということで、みんなを代表して「お祈り」に来ていましたお祈りで解決するなら政治家は要りません。このままだと疫病を抑えるために大仏を建立しかねません。21世紀に1000年以上前の政治を繰り広げるのは、やめていただきたいです。  ヤバいのは、今をときめく知事だけではありません。立憲民主党の政調会長だった逢坂誠ニ議員も、「1日も早い感染の終息を祈念」です。野党がやるべき仕事もまた「お祈り」ではないはずです。ろくすっぽ対策を進められない与党の大臣どもにビンタをかますのが、野党の仕事です。  そりゃ地元の付き合いだとかもあるでしょうが、結局、与党も与党なら野党も野党で、全員まとめてやるべきことをしていないということです。もう祈りたい気持ちになるのは国民の方でしょう。

選挙ウォッチャーの分析&考察

 今年の初詣スポットは、参拝客こそ例年の半分以下とはいえ、「密」になってしまう状況を避けることはできませんでした。もし、こうなることを予測して、年末までに「緊急事態宣言」を出していれば、こうした「密」はもう少し避けられただろうと思いますが、すべてにおいて判断の遅い菅義偉政権は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県の知事から「緊急事態宣言を発令してほしい」と要請を受けても、「視野に入れる」と言ったっきり、ちっとも発令される予感がしません。  こうしている間に、人々は換気の行き届いていない場所で食事をしたり、お釣りを受け取った手で屋台のフードを食べて歩くのです。この時期、「緊急事態宣言」を出すと言ったら、人生のかかった受験生たちはどうするんだという話もあって、今年の「大学入学共通テスト(昔で言う「センター試験」)」は1月16日・17日なので、それを待つとなったら、とんでもない感染者数になります。今のところ、「学校は通常通り」ということになっているようですが、政治家が1年にわたって何の対策もしてこなかったツケが、今になって回っているとしか言いようがありません。マジでお祈りしている場合ではないのです。  いまや新型コロナウイルス対策をしていない人なんて、ごく一部の「コロナはただの風邪」と言っている人たちを除いて、ほとんどいないのです。みんながそれぞれの基準で気を付けているのに、感染が拡大しているわけなのですから、今のままではいけないことだけは確かです。となれば、ここで解決のために動くのが「政治」です。無能な政治家たちが、この緊急事態に目覚めてくれることを、それこそ「お祈り」するしかありません。そうでなければ、次の選挙で必ず落とすことです。 <取材・文・撮影/選挙ウォッチャーちだい>
選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材しています。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどを「チダイズム」にて公開中
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