小林麻耶さん、安倍昭恵夫人、芸能人の死に便乗する霊能者まで。2020年のスピリチュアル界隈ニュースベスト10

一段とレベルの違う、上位5位はこちら

第5位 幕張メッセで「シンデレラ・プロジェクト」開催引き寄せの法則」などを広めて根強い信者を持つ、自称スピリチュアリストhappy氏はコロナ禍でも絶好調。  スピったイベントとして局地的人気を誇る「シンデレラ・プロジェクト(第3回)」を幕張メッセで盛大に開催した。劇団四季、宝塚歌劇団、ディズニーのパロディなどが繰り広げられ、安室奈美恵、浜崎あゆみの曲をこれでもかと流すなど「著作権? なにそれ?」状態。誰かいい加減、ちゃんと怒った方がいいのでは。 ● 第4位 「子宮委員長」、ついに神社を建立  近年のスピ界隈を席巻した「子宮系女子」の開祖・子宮委員長こと八木さや氏。  長崎県壱岐市(壱岐島)に移住して2年目でついにオリジナルの神社を建立し地元民は戦々恐々。最近では「自分メディカル講座」との名称ながら医学的要素ゼロの情報商材を売り、水素発生器やサプリなどのネットワークビジネスまでも広める始末。やりたい放題の商法から今後も監視の目が離せない。 ● 第3位 安倍昭恵夫人と、88次元からの使者「ドクター・ドルフィン」の蜜月  相変わらずお騒がせな安倍昭恵夫人が、コロナ禍での旅行でドクタードルフィンこと松久正氏のイベントに参加したことが報じられた。  「この宇宙で唯一、神を超えた88次元存在である」などと自認する松久氏。一般受けする可能性はかなり低いので生温かく見守りたい御方だが、実は医師でもあり、前述の胎内記憶の池川医師らとの「ヘンタイドクターズ」の共著「地球人類よ、新型コロナを浴びなさい!」も出版するなど、笑ってばかりもいられない。しかし、スピ好き昭恵夫人はやはりアンテナが違う……。

芸能人に便乗しまくるスピリチュアル関係者たち

第2位 故人を冒涜する不謹慎な霊能力者が続出  有名芸能人の突然の訃報が相次ぎ、死者と会話する系の不謹慎な「自称霊能力者」が次々に登場。  特に酷かったのは、前世が卑弥呼であると自称する天宮玲桜氏。「竹内結子さんが天宮玲桜のもとに来ましたよ」と題したブログ記事で「天宮玲桜先生に助けて欲しかったと泣いてますよ」と発信。故人への冒涜だと非難が殺到。次いでRay Salaなる自称サイキッカーはブログで「三浦春馬さんの心の中」などと勝手に「代弁」。無名だったはずが何の繋がりか早大学園祭のイベントにまで出演を果たし、現役学生やその父母の怒りをかった。 ● 第1位 小林麻耶夫妻のスピった言動が話題に 「グッとラック!」降板騒動に端を発し、フリーアナウンサー小林麻耶氏の言動が週刊誌を飾り続けた。  夫で整体師でもある國光吟氏の「見るだけで回復」動画などのスピっぷりも話題になり、夫婦で出演した配信動画での様子から「洗脳されている」と心配の声も。前述の心屋氏やhappyらとも交友関係があり、「子宮系女子」だったのではとも囁かれた彼女。果たして怪しいスピ界隈の面々は芸能界から見放された場合に助け舟を出すのか。それとも乗っかって食らい尽くすのか。  2021年はどんな一年になるのでしょうか。皆様くれぐれも、何の根拠もないものに近寄って身を滅ぼさないように、ネットにはびこるスピリチュアルの情報をしっかりと吟味してくださいね。 <文/黒猫ドラネコ>
大分県出身。Webライター。主に怪しいスピリチュアル界隈や信者ビジネスなどを観察し潜入取材も敢行。赤坂のイベントBar「三代目」に出没します。 Twitter:@kurodoraneko15
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