総選挙イヤーを迎えた今だからこそ振り返りたい、2020年に安倍・菅政権が成し遂げた10大成果

2021年は総選挙の年。必ず投票に行こう!

 と、ここまで書いて、安倍前首相による新たな前人未到の成果が明らかになりました。衆議院調査局の調べで、桜を見る会疑惑での答弁に関して、118回も国会で虚偽答弁をしたというのです。しかも、これは桜を見る会疑惑に関するものだけで、森友学園疑惑、加計学園疑惑その他の疑惑は一切含まれていません。ここまで国会で虚偽答弁を繰り返したのも、安倍前首相だけでしょう。  さすが、トランプ大統領、プーチン大統領、習近平国家主席、ムハンマド皇太子、ボルソナロ大統領など、世界の名だたるリーダーと親交を結んできた安倍前首相です。彼らの信頼を得るのは、常人にはなしえないこと。国会での虚偽答弁で良心が痛むようでは、彼らと仲良くなれません。  さて、安倍・菅政権は、2020年にこうした偉大な成果を残しましたが、今年は総選挙(衆議院選挙)があるため、この路線を続けられるかどうか分かりません。政権を死守したい菅首相も、実権を拡大したい二階幹事長も、復権を目論む安倍前首相も、状況によっては、枕を高くして眠れないでしょう。  有権者の皆さまにおかれましては、新年の誓いの一つに「総選挙で必ず投票する」ことを加えていただき、本稿を思い出しつつ、投票用紙に思う党名・候補者名をご記入いただきますことを、心からお願い申し上げます。新年が、皆さま、そして日本にとって明るい未来が切り拓かれる年になることを祈念申し上げます。 <文/田中信一郎>
たなかしんいちろう●千葉商科大学准教授、博士(政治学)。著書に著書に『政権交代が必要なのは、総理が嫌いだからじゃない―私たちが人口減少、経済成熟、気候変動に対応するために』(現代書館)、『国会質問制度の研究~質問主意書1890-2007』(日本出版ネットワーク)。また、『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説 「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』(扶桑社)では法政大の上西充子教授とともに解説を寄せている。国会・行政に関する解説をわかりやすい言葉でツイートしている。Twitter ID/@TanakaShinsyu
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