「ノーマスク集会」の国民主権党が、いろいろと一線を超える存在になっていた

こうした人達が当選しかねない地方議会という現実

 一応、「国民主権党」は政治団体であり、こうした活動もまた「政治」の一環だということになります。ただ陰謀論を信じた市民が集まっているだけだったら、僕もこんなふうに記事を書くことはなかったのですが、今後、この人たちが選挙に立候補してきて、うっかり当選してしまう可能性もゼロではありません。  最近は議員になりたい人が少なくなっている関係で、無投票当選も珍しくないですし、1人しか落選しないような選挙もたくさんあり、ろくすっぽ仕事をしないポンコツが議員になっています。仕事をしないだけならマシで、彼らのように「マスクをつけるな」とか「密になろう」みたいなことを議会で堂々と言うようになると、議会の時間も税金も無駄になってしまいます。  有権者が正しい判断を下すためには、「国民主権党」が日頃からどのような主張や行動を繰り返しているのかを知っておいていただく必要があります。知らなければ判断もできません。僕たちは既に「NHKから国民を守る党」で、とんでもない奴らを議員にしてしまった失敗があるわけですから、その弟子筋にあたると言ってもいい「国民主権党」のことも、当選の可能性が極めて低いとはいえ、チェックしなければならないのです。 <取材・文・撮影/選挙ウォッチャーちだい>
選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材しています。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどを「チダイズム」にて公開中
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