学生寮の飲み会がクラスタ化。若年層の感染者急増で休校増えるスペイン

グラナダでは15〜29歳10万人に1000人が感染

 同じくアンダルシア地方のグラナダでも新学期が始まって最初の週末にボテリョンを行ったことから、グラナダ大学の7つの学生寮で150人の感染者が確認されるという出来事があった。これも全国レベルでメディアで報道された。  アンダルシア地方はスペインでも感染者の多い地方で、グラナダの場合は10万人につき501人の感染者が指摘されている。ところが、同市で15歳から29歳までの若者を対象にした場合は10万人につき1000人という非常に高い感染率になっているという。

「ボテリョン」には罰金も

 また同市内ではこの2-3か月でボテリョンが摘発されたケースは604件あったそうだ。勿論、罰金が科せられている。罰金の額は150ユーロから1500ユーロ(1万8000円―18万円)までの枠の中で違反の程度に依存するという。  ボテリョンを住宅街の公園などでやると、彼らのわめく声や音量のあるミュージックをかけたりするとその周囲の住民にとって迷惑となる。また、マンションの一室でやると壁を隔てた隣の住人にとっては相当な迷惑になる。  しかし、このようなことが週末になると学生が多くいるところではよく起きる現象である。学生によるボテリョンはコロナ感染拡大の重要な要因のひとつとして世論が批判している。 <文/白石和幸>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身
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