30秒の超簡単な自己診断でわかる、パフォーマンス発揮できない人たちのある共通点

パフォーマンス発揮しやすいタイプはどちら?

 つまり、この演習を、すんなりと抵抗なく実施できるかどうかで、自分の内面のモチベーションに従って行動しやすい人か、自分の外面の要求や規範に従って行動しやすい人かという行動発揮のスタイルがわかる。  どちらが良いかということを決めつけるつもりは毛頭ない。時代の要請、企業の目指す方向、一人一人の置かれた立場によって、行動発揮のスタイルは変わるし、内面に従うか、外面に従うかの比重もかわってくるだろう。  ただし、言えることは、自分の内面に従って行動できる人は自分のモチベーションレベルを見極めやすく、モチベーションレベルを高めやすい。ひいてはスキル発揮しやすいということが演習結果からわかっている。スキル発揮しやすいということは、パフォーマンス発揮しやすいということだ。  働き方が大きく変わる、未曽有の環境変化に直面している今日、新しい価値観を築く担い手も、自分の内面にある価値基準に従ってすぐに行動に移せる人だと思えてならないのだ。

キーワードで自分のモチベーションを確認

 質問:自分のモチベーションファクターをどのように見極めるか  自分のモチベーションファクターが何なのか、どのように確かめればよいのでしょうか?  回答:キーワードで見極める  下の表右のモチベーションを見極めるキーワードのなかから、自分にとって大事だというものを8個選んで、最も大事なものから8点、7点、6点…3点、2点、1点と点数をつけていきます。6要素別に、点数を合計しますと、最も多い点数の要素が、自分のモチベーションファクターということになります。 モチベーションファクターの2志向・6要素【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第210回】 <取材・文/山口博>
(やまぐち・ひろし) モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社新書)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社+α新書)、『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)がある
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