30秒の超簡単な自己診断でわかる、パフォーマンス発揮できない人たちのある共通点
筆者は自分や相手のモチベーションレベルを高める演習をしているが、それに先立てて、そもそも自分のモチベーションレベルを自分で見極めることを実施している。
なにも難しいことを行うわけではない。10が高く、1が低い、10から1までのスケールのなかで、「自分のモチベーションレベルを10だと思ったら、10、5だと思ったら5というように記入」するだけだ。
筆者は、スキル発揮の瞬発力を高める演習をしているので、この演習も30秒くらいで記入してもらう。すぐに記入してくれる人もいれば、悩み初めてなかなか記入できないまま30秒が経過してしまう人もいる。
読者のなかにも、自分のモチベーションレベルをすぐにイメージできた人と、ここまでの記述を読んで、いったい自分のモチベーションレベルがどのレベルか、ピンとこなかった人もいるに違いない。
自分のモチベーションレベルを記入できなかった人に聞いてみると、「何に対するモチベーションレベルか」「10の定義は何か、5の定義は何か」と、考え込んでしまったという。また、実際にそのような質問が出ることもある。
実はこの演習、「何に対するモチベーションレベルか」と質問されても、本人以外の人には答えられない。演習のことで気持ちがいっぱいであれば演習についてのモチベーションレベルだろうし、残してきた仕事のことでいっぱいであれば仕事についてのモチベーションレベルというように、本人のみぞ知ることだ。
また、この演習は自分や相手のモチベーションレベルを高めるための演習で、ほかの人と比べてモチベーションレベルが高いか低いかを相対評価する演習ではないので、10の定義、5の定義などは、あえて設けていない。
従って、「自分のモチベーションレベルを10だと思ったら10、5だと思ったら5というように記入」する演習で、すぐに記入できる人は自分の内面を見つめることに慣れていて、内面の状況に従ってすぐに記入するという行動ができる人と言える。
一方、すぐに記入できなかった人は、期待されている記入内容は「何に対するモチベーションレベルか」という、自分の外面から要求されていることが真っ先に気になる人で、要求内容を確認してから行動する人と言える。「10の定義は何か、5の定義は何か」ということが思い浮かぶ人は、自分の外面における規範は何かということを知ってから行動に移す人だ。
自分のモチベーションを測る方法とは
内面と外面、どちらに従うか
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