面会者をまるで犯罪者扱い。入管の執拗なチェック<マンガで伝える入管の実態>

ベビーカーの中身も、外国人の場合は入念にチェック

ベビーカー ある日、被収容者の配偶者と子供がベビーカーを引いて面会室に入ろうとゲートをくぐり、探知機が反応しました。職員たちはベビーカーの中身をすべて取り出し、クッションをめくって裏を見たり、隅から隅まで調べたりしました。いったいこの親子が、何を持ち込むと思っているのでしょうか。  ほかのボランティアの人から聞いたところ、被収容者の配偶者が日本人の場合、その人のベビーカーが同じように金属探知機に反応しても、そこまでチェックをしないそうです。そこには外国人への差別偏見が強く感じられます。 【ある日の入管 第3回】 文・画/織田朝日
おだあさひ●Twitter ID:@freeasahi。外国人支援団体「編む夢企画」主宰。著書に『となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS』(旬報社)など。入管収容所の実態をマンガで描いた『ある日の入管』(扶桑社)を2月28日に上梓。
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