「クラスターフェス」の国民主権党、カウンターのネトウヨ政治団体とトラブルを起こすようになっていた

国民主権党がひた走るN国党と同じ道

 社会に迷惑をかけてでも知名度を優先していくやり方は、NHKから国民を守る党が参院選で1議席を獲得したことで、まるで「選挙革命」のように扱われたこともありましたが、今、そのNHKから国民を守る党がどうなっているのかと言うと、今年2月の新座市議選で最後の当選者を出してから、かれこれ「20連敗」しています。  しかも、8月23日に行われた箕面市議選では、3か月以上にわたる駅前中心のドブ板選挙に加え、2回もチラシを全戸配布し、市長選に立候補することで選挙期間中に宣伝するチャンスを2倍に増やし、持てる力のすべてを出し切ったにもかかわらず、当落ラインに遠く及ばないレベルでの落選。市長選の供託金100万円も没収。市議選ではろくすっぽ勝てず、市長選に出るたびに100万円が没収される始末。  確かに知名度は上がったかもしれませんが、「投票してはいけないヤバめの政党」だということも同時に知られるようになり、各世論調査でも政党支持率が「0.0%」になることが増えています。まさに、このやり方をお手本にしているのが国民主権党なので、確かに平塚正幸氏のことなんて誰も知らないし、国民主権党のことだって誰も知らないかもしれませんが、知った時にはやっぱり「投票してはいけないヤバめの政党」だと認識されてしまうので、政治家としての未来はなくなってしまいます。政治家の未来がなくなった時に、こんなふうに迷惑なことばかりやっていると、これまた立花孝志氏のようにYouTubeから広告が剥がされ、貴重な収入源が絶たれることになってしまいます。既に平塚氏のYouTubeからは広告が剥がされているという話もあり、そうするとどんどんお金に困っていくことになります。コロナ対策では手を洗うことが重要とされますが、平塚氏やNHKから国民を守る党は、足を洗った方がいいのかもしれません。  クラスターフェスは、まだまだ毎週末ごとに渋谷駅のハチ公前で続けられていますので、渋谷に用事のある方はくれぐれもトラブルに巻き込まれないように気を付けていただきたいと思います。  こういう人たちが週末ごとに渋谷に集まってきてしまうので、渋谷にある大好きな飲食店や雑貨店に行くのを控えるという方も多くいらっしゃると思います。みんな、新型コロナウイルスで厳しい経営が迫られている中、こういう奴らのせいで、高いテナント料を維持できずに撤退させられるお店もあるかもしれません。  本人は「ただの風邪なんだから気にするのがいけない」などと自分勝手なナメた主張をするんでしょうけど、アホによる自分勝手なアホアホ理論で迷惑を被るのは、真面目に働いている人たち。少なくとも、こういう人たちには政治の世界から撤退してもらいたいと思います。引導を渡すのは、僕たち有権者の役目です。 <取材・文/選挙ウォッチャーちだい>
選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材しています。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどを「チダイズム」にて公開中
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