百貨店跡「3度目の再生」に揺れる地方都市――巨大商業ビル「リムふくやま」は「平成の商業史」の縮図だった
2度目の再生は「郊外型テナント」主体

リム福山のエントランス。
大理石の柱と金色の天井はそごう時代から変わらない。

リム福山となり、吹き抜けから見える店舗はディスカウントストア(地階)と人材派遣会社(1階)へと変わった。

1階の好立地にも公共施設が。
末期には商業・公共施設がミックス状態となったフロアが多く、せめて高層階のテナントを移転するなどしてそれぞれを集約すれば印象は変わっていたであろう。
老朽化との戦いにも敗北

「豪華な内装」であったことも重荷となった。
シャンデリアが印象的な8階にはかつて人工河川が流れていた。

4連エスカレーターの奥にあるのは公共施設「福山ものづくりギャラリー」。

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