森友改ざんを追及する赤木雅子さんの新たな面を、写真誌『フライデー』が引き出した

夫が亡くなった直後に迷惑をかけてきた雑誌にお世話になるとは……

スマホに映っているのは元気だったころの赤木俊夫さんの画像

スマホに映っているのは元気だったころの赤木俊夫さんの画像

 その後、送られてきた記事の原稿も、雅子さんにとって納得の内容だった。「雑誌を色眼鏡で見てはいけませんね」と雅子さんが語るのには理由がある。実は『フライデー』は、俊夫さんが亡くなった直後に、記者が知り合いのところに何度も訪ねてきて、迷惑をかけたことがあるのだ。 「あの『フライデー』にこんなにお世話になるなんて、あの頃はとても考えられませんでした。これからはどんどん、いろんなところの取材を受けますね」と前向きに受けとめた雅子さんだった。  赤木雅子さんを専属カメラマンが激写した写真と、夫が命を絶つのに使ったコードを指差す雅子さん、それに共著『私は真実が知りたい』の書影が掲載された『フライデー』は、今日8月7日に発売される。短くもきらりと光る記事にも注目だ。 <文・写真/相澤冬樹>
大阪日日新聞論説委員・記者。1987年にNHKに入局、大阪放送局の記者として森友報道に関するスクープを連発。2018年にNHKを退職。著書に『安倍官邸VS.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』、共著書に『私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?』(ともに文藝春秋)
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