24年のベテラン投資家、コロナショックでも揺るがぬ王道手法。果敢な銘柄入れ替えで資産防衛

大成功した銘柄入れ替え。その基準は?

 見事に大成功した銘柄入れ替えだが、その基準はなにかあったのだろうか? 「買うのは人気のない割安株中心です。地元の名証市場には、そういう銘柄が多いので好んで物色しています。一方、売却時は自分の買値を基準にしないことが大切で、利食いか損切りかは気にしません。あくまで企業の状況とその時点での株価との比較で、相対的に割高になったらばっさり売ります」  今後の注目は、たたき売られた交通、旅行、外食などの銘柄がコロナ収束で復活するタイミングで、そのときを虎視眈々と狙っている。資本主義が続く限り、アフターコロナでも株式市場は上昇すると確信して、スタンスを貫く。  投資歴 24 年、割安株を中心に200銘柄以上の株式を長期保有して資産を膨らませてきた王道の手法に揺らぎや迷いはない。

名古屋の長期投資家(なごちょう)氏の資産防衛術3か条

・資本主義が続く限り株式市場は上昇 ・割安株の復活タイミングを狙う ・売却時には自分の買値を基準にしない 【なごちょう氏】名古屋の長期投資家 投資歴:24年 投資総額:5000万円から1億円 株の銘柄研究が趣味で、 暇さえあれば決算書を読ん だり、業界研究に勤しみ、 そ の成果をツイッター(@Na goya_Tyouki)で発信中。 ヤフーの株式掲示板にも 出没。以前は名古屋での オフ会にも頻繁に顔を出し ていたという <取材・文/椎原よしき>
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