オンラインで対戦できるゲームも、ボイスやチャットによるコミュニケーション機能が付いているものと付いていないものがあるので、ゲームをする人たちが使うSNSも一緒に使うのがゲームでの出会いにはけっこう重要になってくる。例えばゲーム好きはInstagramよりTwitterでのコミュニケーションを好み、やっているゲームをハッシュタグなどをつけてプロフィールに書いていることも多いので、Twitterで同じゲームをやっている知り合いを増やすと、その人が所属するチームなどのメンバーとも一気に仲良くなれることがある。
多くの人はゲーム用のアカウントをリアルの友人とつながるアカウントと別に所有していることが多いので、一つゲーム用にアカウントを新しく作ることがおすすめだ。
ここまでゲーム出会いでの恋愛をレコメンドしたいことには一つ大きな理由がある。それは、他の出会いの場とは全く違う部分でモテることができる可能性があるからだ。
体感だが、ゲームで恋愛する人たちは恋愛において外見を大事にする人が少ない。そもそも外見を知らないうちに趣味の友人としてあまり意識せずに仲良くなることができるので、人間性の部分を重要視してもらいやすいのである。
そんな中で、もう一歩さらにゲームでモテるためにに必要なのは「ある程度のゲームの上手さ」と「声と喋り方」だ。部活動で成績を残している人がモテたのと同じように、ゲームでもよりよい成績を残している人の方が尊敬されやすいし目立つのでモテる。これは時間のある学生も有利だと言えるが、資金力を持ち課金というチートを使いやすい大人でも有利にモテることができる可能性が大きいのである。
あとは、どちらかというとオタク気質の人も多いことから「声」がいい人もモテる。他の出会い方ではあまり重要視されない部分だが、外見にはコンプレックスがあるという人にとっては、普段はなかなか気づかれにくいところを褒めてもらえる可能性があり、自分に自信も持ちやすいのである。
SNSで知らない人と仲良くなるよりずっと簡単に、オンラインゲームでは知らない人と仲良くなれる可能性が高い。しかも、マッチングアプリでも街コンでもいい出会いがなかったという人が、コロッとモテ始めるかもしれないポテンシャルを持っているのである。今まで自分に自信がなく、なかなか他の場所でいい出会いを見つけられなかったという人には非常におすすめだ。恋人に出会えなかったとしても、一つの新しい趣味とは出会える可能性も高いので、暇ならまずやってみてほしい。
<文/ミクニシオリ>
1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。