「底打ち」のサインは何か? コロナ相場の大底を見極めろ!

気鋭の米株投資家はETFで二番底に備える

 米国株投資に明るいたぱぞう氏は、読めない大底を探るより資産配分や投資戦略に重点を置く。 「コロナ禍で打撃を受けているセクターは限定的ですが、経済への影響は計り知れない。動向が読めないうちは、いつ二番底が来ても退場しなくて済むようなポジション取りが重要です」  そんなたぱぞう氏は、リスク許容度に応じた戦略を個人投資家は取るべきだと語る。 「荒れた相場も淡々と積み立てるのが王道です。10~20年単位で見れば必ず戻るので、S&P500を基本に据えてキャッシュポジションあるいは債券ポジションを持っておくことは大事です。そのうえで、株価が下がればリバランス。つまり株の比率が下がりすぎないようにしていくということになります。勝負するならば、反発期待で金融株などシクリカル銘柄を手掛けてもよいでしょう」  エキスパート3人のコロナショック終息への道筋をぜひ参考にしてほしい。 「底打ち」のサインは何か? コロナ相場の大底を見極めろ!【アナリスト・馬渕磨理子氏】 日本テクニカルアナリスト、フィスコ企業リサーチレポーター。テクニカル分析の観点から株式相場を鋭く切る Twitter@marikomabuchi 【元ヘッジファンドマネジャー・大空 翔氏】 東京大学を卒業後、ゴールドマン・サックス、ヘッジファンドを渡り歩くなど輝かしい経歴を持ついわば投資エリートだ Twitter@ozorakakeru 【人気ブロガー・たぱぞう氏】 専業個人投資家。40代で億り人になった米国株ブロガーとして多くの投資家に支持される。著書に『40代で資産1億円! 寝ながら稼げるグータラ投資術』 <取材・文/櫻井一樹 図版/ミューズグラフィック>
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