2020/01/25に伊方発電所で生じた外部電源喪失重大インシデントは、インシデントの範疇で収束しましたが、伊方発電所の外部電源脆弱性、使用済み核燃料ピットの受動安全性、情報流通の問題、四国電力および愛媛県庁の信頼性など重大な問題を表面化させました。
報道の正確性に関する問題もあり、そろそろヒノマルゲンパツPA(JVNPA)師・団体がウハウハと論点そらしと矮小化をはじめそうですが、はっきり言えばこれは刺身のツマのようなものです。そもそも6時間も情報を握り滞留させる間に正確な発表を随時行えば良いだけです。
次回以降、これらの表面化した本質的問題について論説します。
◆伊方発電所3号炉第15回定検における重大インシデント多発(4)
<文・写真/牧田寛>
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まきた ひろし●著述家・工学博士。徳島大学助手を経て高知工科大学助教、元コロラド大学コロラドスプリングス校客員教授。勤務先大学との関係が著しく悪化し心身を痛めた後解雇。1年半の沈黙の後著述家として再起。本来の専門は、分子反応論、錯体化学、鉱物化学、ワイドギャップ半導体だが、原子力及び核、軍事については、独自に調査・取材を進めてきた。原発問題について、そして2020年4月からは新型コロナウィルス・パンデミックについての
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