地雷を踏まない、地雷にならないためのマッチングアプリの歩き方<アラサー独女の婚活・恋活市場調査4>

「地雷」認定に遭わないためにチェックしたいこと

 本気の出会いのためには「自分が地雷認定されないこと」と「地雷な相手を踏まないこと」が重要だ。つまり、情報商材なんて読まなくても地雷の特徴さえ押さえて回避すれば、最低限の合格プロフィールが作れるわけである。地雷のチェックは超簡単だ。 ・日本語が明瞭か? ・SNOW加工・重度の加工していないか? ・アイコンの画素数はスマホで見れる程度か?  たったこれだけだ。  まずプロフィールの書き方については「不特定多数に見られるのにタメ口文」や「短すぎる雑な文」、「助詞や接続詞が抜けた文」はNGだ。マッチングアプリに限らず当たり前のことである。この当たり前を理解したいなら、情報商材よりコミュニケーションの実用書を買った方が安い。会社の面接官になった気分で「このプロフで内定を出せるか?」と考えてほしい。  プロフィール写真については「重度すぎる加工」と「ガラケー級の画素数」だけはチェックしてほしい。重度の加工は会った時にギャップになるのでNG。画素数が低いのは時代遅れ感が否めないのでNGだ。強いていうなら、鏡越しの自撮りもやめたらいい。それはガラケー時代、インカメが機能しなかった時代の産物である。  自身のプロフィールも、マッチする相手のプロフィールも以上のことだけ気をつければ、とりあえず会話にならないような人が来ることはない。しかし、情報商材による定型文も実際会うと地雷な可能性がある。逆に言えば自分もそうなり得るから、情報商材はアウトなのである。

最大母数と出会えるからこそ自己分析を済ませてから

 マッチングアプリの最大のメリットは他のどの出会いよりも圧倒的母数が担保された場所で「自分と縁もゆかりもない人と出会える」ことだ。  そのメリットを最大に活かすためには自分がどんな人と出会いたいか、どんな人と相性がいいか分かっている必要がある。そこが抜けていると「思ったより楽しくない」無駄撃ちが多くなるだろう。  今からもしマッチングアプリを始めるなら「自分がどんな人間で、どんな人と会いたいか」を明確にしてからアプリをダウンロードしよう。そこさえ分かっていれば、ミスマッチもなければ地雷プロフィールも作らないで済むはずだ。  本気の恋活は新卒の就職活動に近い。まずは自己PRを考え自分を知ることが、出会いシェルター・マッチングアプリの最初のハードルだ。 <文/ミクニシオリ>
1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。
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