運転に自信ありなイキリ中年男に要注意! あおり運転、40代以上の男性の約6割が経験あり
昨今、多発しているあおり運転。警視庁は道路交通法改正により、あおり運転を処罰できるよう検討しているとのことだが、ドライバー個人でも対策を行う機運が高まっている。
パナソニック株式会社オートモーティブ社(以下、パナソニック)は、1月14日に「あおり運転とドライブレコーダーの使用状況に関する調査」を発表。
調査は、3カ月に1回以上自動車を運転し、かつ年末年始に自動車で帰省や長距離のお出かけをする予定のある全国の20代~60代の男女2000人を対象に実施。あおり運転に繋がりかねない「あおり運転予備軍」の存在が浮かび上がってきた。
調査結果では、約8割が「あおり運転を受けたと感じたことがある」と回答した。被害の内容としては、「車間距離を詰める」(85.4%)が最も多く、次いで「パッシング」、「クラクションでの威嚇」、「幅寄せ」と続いた。
では、あおり運転を受けたきっかけはどのようなものなのだろうか。
「周りの車の流れよりスピードが遅かった」(30.1%)が思い当たる節としては一番多く、その他考えられるのは「車線変更した/割り込みをした」、「追い越し車線を走り続けた」とのことだが、約4割の回答者は「特に思い当たらない」という。
被害を受けた人の59.2%が対処法として「道を譲った」と回答した一方で、「何もしなかった/できなかった」人も多く、万が一被害に遭った際の対応を考えておく必要がありそうだ。
モータージャーナリストの森口将之氏は、調査を実施したパナソニックの取材に対し、「あわてず、その場で自分の運転を見直し、やり過ごす」ことがあおり運転をされた時の有効な対処法だと述べる。
「自ら対処できることは対処した上で、それでもしつこくあおられるようなら、サービスエリアなどの人のいる場所に逃げ込むといいでしょう。また、ためらわずに通報することも大切です。その場合、ドアや窓は助けが来るまで決して開けないようにしましょう」
もちろんあおり運転をする方が悪いのだが、あおられる原因を作らないことも大切だろう。「なるべく車間距離をとる」、「不審な車に近づかない」、「無理な割り込みはしない」ことはもちろん、ドライブレコーダーを導入することで、あおり運転の一部始終を録画するような対処法も有効だ。道路は公共空間なので、集団でつくる流れを妨げないようにするのもマナーだと言えよう。
あおり運転を受けたことがある人は約8割
道路は公共空間だからこそマナーは守るべき
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