兼業トレードで2億超えを果たした男、弐億貯男氏。彼はいかにして銘柄を選んでいるのか?

現在、弐億氏が保有する銘柄とは?

 それでは、弐億氏のスクリーニング基本戦略から選び抜かれた銘柄とはどのような感じなのだろうか? そこには、ストックビジネス中心に話題の銘柄も入っていることがよくわかる。 ※株価等の数値は1月28日終値 ◆アルテリア・ネットワークス 東証1部4423 株価 1,967円 単元株数 100株 PBR  5.45倍 配当利回り 2.60% PER  19.21倍  法人やマンション向けネット通信事業を展開する丸紅系の情報通信企業。光ファイバー網を保有し、企業向け通信サービスを展開する。マンション向け一括提供型サービスでは業界首位。弐億氏が言う「ストックビジネス」で「高い業界シェア」を誇る。 ◆プレミアグループ 東証1部7199 株価 2,093円 単元株数 100株 PBR  3.89倍 配当利回り 2.10% PER 13.49倍  中古車オートクレジットとワランティ(自動車修理保証)を事業の2本柱に据える消費者・事業者金融。整備・板金などの人材育成で、東南アにも展開。個人向け新車リース事業に参入するなど、事業を拡大。成長可能性を感じさせる。 ◆メタウォーター 東証1部9551 株価 4,215円 単元株数 100株 PBR  1.95倍 配当利回り 1.47% PER  19.51倍  電気・ガス業。処理機の販売・運営も行う。上下水処理設備工事でトップ級で水資源循環に強い。日本ガイシと富士電機の水環境事業を統合し発足しており、機電融合に強み。日本は下水道の老朽化が著しく、業績上昇が期待される。 ◆ツクイスタッフ 東証JQS 7045 株価 2,415円 単元株数 100株 PBR  1.85倍 配当利回り 1.24% PER 12.19倍  介護・医療に特化した人材サービス業で派遣、紹介、教育研修などの事業を幅広く展開する。’20年3月期中間決算は経常損益1億8800万円と、事前予想を下回るも、介護業界自体のポテンシャルは大。

話題の企業もしっかり押さえるポートフォリオ

Zホールディング

ヤフーとLINEが経営統合し、大きなニュースになった。弐億氏もヤフーを経営するZホールディングス株を保有

◆Zホールディングス 東証1部4689 株価 443円 単元株数 100株 PBR  2.82倍 配当利回り 2.00% PER 27.57倍  言わずとしれた情報・通信大手ソフトバンクの連結子会社。ヤフーを中核とするソフトバンクグループの持株会社。日本最大級ポータル「Yahoo! JAPAN」を運営。メディア事業(広告)、コマース事業(Eコマース、決済サービス)を展開。LINEとの経営統合でシナジーに期待。 【弐億貯男氏】 投資キャリア 17年 専業or兼業 兼業 スタイル 中長期 初期投資 100万円 資産2億円 割安成長株への中長期投資により、兼業投資家ながら資産2億円を達成した凄腕トレーダー。10年にわたって続けているブログ「サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。」には、同氏が着実に資産を形成していく道程がつぶさに綴られており、個人投資家、兼業投資家を問わず注目されている <取材・文/斎藤武宏>
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