「身元がはっきりしている」からこそ根強い需要の「合コン」。低スペックでも活躍するには?<アラサー独女の婚活・恋活市場調査3>

合コンは「恋愛はオプション重視」なハイスペに特におすすめ?

 しかし、全ての出会いの方法に「合う人、合わない人」というものがいる。  合コンにおけるデメリットは大きく分けると2つだ。 ・1回で会える人数が少ない ・性格のフィルタリングがされない  では、逆にメリットはなんだろう。大きく分けて2つある。 ・似た環境の人が集まりやすいこと ・身元が割れていて安心であること  これを考えると、合コンは性格や趣味のマッチング率を重視する人には向いていないといえる。しかし「こういう環境の人が望ましい」という明確な希望がある場合は、それに沿った人を一人呼べば、全員同じような環境・オプションを持つ人が来てくれる可能性が高いのだ。  例えば、「顔のかわいい女性」と知り合いたい大手広告代理店営業マンと、「高学歴でよく稼ぐ男性」と知り合いたい美容外科のコンシェルジュが合コンしたとする。  そうすると、男性側は大手企業の社内の人間を連れてきてくれれば、女性の希望通りの「高学歴でよく稼ぐ男性」が来るし、女性も美容外科で働く美容への意識の高い女性という意味では、スタイルや外見に気を使った女性が集まりやすそうだ。  このように、年収や外見、学歴といった環境面でのオプションが恋愛において重要な人の場合、合コンは他の出会いの方法よりも圧倒的なパフォーマンスを見せるのだ。

キャッチーな長所があればメリットがある合コン

 このような長所から、都会で開催されている合コンには、男女ともにハイスペックな人が集まりやすい。外見、年収、学歴……そのどれかが高いと特に合コンに誘われやすい。  では、低スペックだと合コンには呼ばれないのか?残念ながら、合コンではわかりやすくキャッチーな長所がある人がもてはやされるため、スペックに自信のない人は合コンでは活躍しづらい。とはいえ合コンはチームプレーなので、女性との接し方や話し方の上手さが会の中だからこそ引き立つ場合もあるので、一概にナシ、とは言えないが……現状では、スペックや外見に自信のない人たちは、合コンには行かず街コンを選択するような雰囲気がある、とは言わざるを得ない。
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低スペでも諦めないで!
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