株価が10倍になる「テンバガー銘柄」は、数多くある無名の銘柄の中から「金の卵」を発掘しなければならない、というイメージが強いだろう。しかし米国株なら、だれもが知る有名な銘柄でも大化けすることは多い。たとえば「ネットフリックス」は、’10年に7ドル台でスタートしたが、’18年には400ドル超えを記録し、約54倍も成長した。「VISA」や「ボーイング」といった超大型株でも、この10年で10倍近い上昇を遂げているのだ。
<この10年で「大化け」した有名銘柄>
約54倍 ネットフリックス(NFLX)
約9倍 アドビシステムズ(ADBE)
約9倍 VISA(V)
約7倍 ボーイング(BA)
約5倍 マイクロソフト(MSFT)
※’10年1月と’19年までの最高値を比較
【太田 創氏】
日本つみたて投資協会代表理事。フィデリティなどで投信企画に携わり、現職。著書に『
毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる米国つみたて投資』
【戸松信博氏】
グローバルリンクアドバイザーズ代表取締役。中国株ブームを巻き起こし、鋭い市場分析で個人投資家の支持を集める。注目銘柄・相場見通しはメルマガ「米国株通信」で配信中
【たぱぞう氏】
専業投資家。’00年から投資を始め、’19年に専業投資家に。著書に『
お金が増える米国株超楽ちん投資術』『
寝ながら稼げるグータラ投資術』
取材・文/森田悦子