IR疑獄と「桜」で安倍政権を追い込む! 立憲民主党代表・枝野幸男を直撃
支持は派手ではないが着実に広がっている
――ただ、桜問題が注目を浴びても、立憲民主の支持率は伸びていない。
枝野:それも間違いです。常に世論調査の結果を分析している専門家の計算では桜問題以降、我々の党の支持率は平均1ポイント近く伸びています。顕著な上がり方ではありませんが、それは当然のこと。選挙になって初めて、大多数を占める無党派層が支持政党を決めるようになり、各党の支持率が大きく上昇するからです。だから、選挙の際にいかに無党派層から選ばれるかが重要。その点、私は手応えを感じています。大宮の駅頭に27年間立っていますが、町の反応が「次こそ野党、頑張れよ」となってきています。
――支持が広がっていると感じられるようになった背景とは?
枝野:それは共同会派の成果でしょう。基本的に国会は会派主義です。会派ごとに質疑の時間が配分されるため、以前は各会派がバラバラのテーマで、時に重複した質問をするようなこともありました。しかし、共同会派を結成してからは、テーマを絞り込んで追及することができました。桜問題の火つけ役は共産党でしたが、共同会派という形で窓口を1つにすることで、共産党との情報交換もスムーズになり、役割分担も明確になった。議員が多い我々の党は安倍首相の地元である山口まで行って聞き取り調査を行い、共産党は新たな事実の調査に注力してもらうという具合です。
合流野党と旧民主党との最大の違いは「経験値」
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『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』 不信任案決議の趣旨説明演説をおこなったのが、衆院で野党第一党を占める立憲民主党の代表・枝野幸男議員である。この演説は、その正確さ、その鋭さ、そして格調の高さ、どれをとっても近年の憲政史にのこる名演説といってよいものだ。
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