ローコストでも始められる? 貸し会議室投資は本当においしいのか?
あらかじめまとまった資金がないとスタートできないイメージがある不動産投資だが、実は限られた元手でも十分に勝負できる手法は存在する。キャッシュも経験値も今はまだ乏しい「持たざる者」でも、大きな成功を狙える手段を先駆者たちに聞いた!
不動産投資の狙い目は戸建てやアパート、マンションだけとは限らない。愛知県在住の不動産投資家であるKENJI氏は現在、貸し会議室投資に力を入れる。
「もともと不動産投資に励んでいて今も戸建て3戸、アパート3棟25室、簡易宿所1戸を持っています。ただ、’17年頃まではオリックス銀行やスルガ銀行から融資を引いてアパートを買っていたのですが、『スルガ問題』の影響で融資を受けづらくなりました。加えて、借り入れ残高も2億円に近くなり、頭打ちに。新しい金融機関を開拓しようにも『借り入れが多すぎる』と断られることが続いてしまっていました」
融資に手詰まりを感じるなか、KENJI氏は毎月のキャッシュフローの範囲でできる新たな投資として貸し会議室に目をつけることになる。
「ボロ戸建て投資は不動産のなかでは少額投資といえますが、それでも数百万円は必要なことが多い。一方で貸し会議室なら元手数十万あれば始められるので、リスクが極めて限定的です。一般的な不動産投資と比べて、リフォームや工事不要ですぐに始められる点も魅力的でした」
さらに自身のコントロールできる要素が多いことがKENJI氏の性にあったという。
「不動産全般に言えますが、株などのほかの投資商品と違って、自分でコントロールできる範囲が多いのがいいですね。特に貸し会議室は工夫のしがいが一般的な不動産投資よりもあると感じます。内装や料金設定の工夫が、早ければ数時間で利用予約という結果で現れます。普通の不動産だと数か月かかるので、その差は歴然。努力が売上に反映されやすく、高速でPDCAを回していけるのが貸し会議室投資の大きなメリットです」
融資に行き詰まりを感じるなか、見出した「光明」
少ない元手で始められる「貸し会議室」
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