yukiotoko / PIXTA(ピクスタ)
典型的負け組初心者を「注目のトレーダー」に変えたもの
ツイッター上で相場予想とトレード成績を公開しているトレーダーたち。その中で異彩を放つ人物がいる。100万通貨単位の大ロットのトレードと精度の高い相場予測を披露している三平氏だ。
「FXを始めたのは’05年。最初は失敗ばかりで、仕事中に240万円の強制ロスカットを知らせるメッセージ音がこだましたことも……。あの音色は忘れもしません」
三平氏が行っていたのは、スワップ金利を狙った円売り取引。当時、流行っていた円キャリートレードだった。その後、一念発起した三平氏は投資本を読み漁ることに。
「そこで気づいたのは、アナリストなどの専門家が総じて『上だ、上だ』と騒ぎ始めたら下がるんだ、ということ。だからリーマン・ショックのときはショートで稼げました。ただ、アナリストの反対をやるだけだと感覚的に過ぎます。裏づけになる指標はないかと探して見つけたのが、
RCIでした」
RCIは
買われすぎ・売られすぎを見極めるテクニカルの一つ。一般に、RCIが70を超えてきたら買われすぎ、マイナス70を割っていたら売られすぎと見ることができる。だが、三平氏の使い方は“一般”とは少々異なる。
順張り・逆張りでも使える最強のRCI活用法をマスター!
トレンド転換を示唆する3つのうねり〈英ポンド/円〉日足
「RCIが教えてくれるのは
相場の波。小さな波が集まって大きなうねりとなります。RCIがプラスであれ、マイナスであれ、100に近づくほど反転したときのエネルギーは大きくなりやすい。私は5分足、1時間足、4時間足、日足の4チャートを見ていますが、上位足になるほど、エネルギーも大きい。そのため、
日足のRCIが3本とも90以上なら売りのチャンス、マイナス90以下ならば買いのチャンスと見る。これは
『鉄板』のシグナルです」
◆トレンド転換を示唆する3つのうねり
1 3本のRCIが上下に張り付いたら過熱サイン
買われすぎの状態が行きすぎると、RCIの短・中・長期の3 本線はいずれも天井に張り付き、売られすぎのときは底に張り付く。3本が+90を超えて張り付いているときは、鉄板の急落シグナルに
2 短期RCIが動き出したらついて行くべし!
+90超えの水準で3本のRCIが天井に張り付いた状態で、短期線が下げ始めたら急落相場に乗るチャンス。チャート上では逆張りになり、不安を覚えるが、売りでビッグトレードを狙うべし!
3 中期RCIが伸び続けるまで利益を伸ばせ!
急落相場での第一の利確ポイントは、いち早く下げ始めたRCIが-90の底まで到達したとき。ただし、短期に追随して中期も綺麗に下げるようなら、中期線が-90に到達するまで利益を伸ばそう
RCIの3本のラインが±90の上下いずれかに張り付いていたら、暴落・暴騰のサインと判断して逆張り。これが、三平式RCI活用法その1だ。